先日、私が仕事で使用しているメインPCが起動しなくなる事態に見舞われました…。
職場においては、様々な機材達と日常的に接する中で、「なんとなくいつもと違う気がする…」という違和感を感じることがちょいちょいあるのですが、その時にスルーするか調べるかによって、後々痛い目に遭う・遭わないの分岐点になることが多いです。
これはスタジオあるあると言えるのですが、毎日同じ環境に居ることで、少しの異変に無意識で気がつく確率が上がるんですね。
今回もまさにそのパターンでした。
ある日、会社に到着すると、なんとなくいつもよりファンの音が煩く感じました。
「あれ?こんなに聴こえてたっけ?」という感じ。
PCは普通に動いているのですが、ちょっとファンが賑やかに感じたのです。
というようなちょっとした違和感を感じつつ、その日の作業で使うデータを別のPCへと移しました。
別PCで処理をさせつつ、
ファンがうるさいということはヘタってきたのか、あるいはBIOSでコントロールが効いていない?
と思い、とりあえず再起動を掛けることに。
するとどうでしょう。
このような表示が出て、挙句の果てにはOSが無いと言ってくるじゃないですか…。
ちょっと待ってくださいよ!やだなぁーもぉー!
なんて言いつつ、冷静を装いながらもう一度再起動。
しかし、結果は同じ!
えー!今動いてたじゃん!どーして!?
ということで、BIOSさんに尋ねてみると、どうやらSASのコントローラーが動作していないようなんですね。
このPCはターンキーシステムといって、とある業務用システムを使用するために業者が選定し、諸々のセットアップがされた状態で納品されるものなので、私自身が細かい部分までは把握していませんでした。
知っていたのは「CPUがそこそこイカつくて、HDDはRAID-5が組んであるよ」ということくらいで、中の接続がどうとかは気にしていませんでした(笑)
とりあえず状況を察するに、HDD周りであるSAS君とRAID君が何やらご機嫌斜めなようだと判断し、うっかりするとHDDの中身が昇天しかねないので、そっ閉じすることにしました…。
なんせ、この後の作業をどうするかを考えねばなりません。
さっきデータは移した。
そして、このPCの先代に当たるPCはコッソリとキープしてあるから、それを使えば行けるかもしれない!
ヨシ!
という具合にして、ひとまずの作業を乗り切ったのでした…。
この日のデータも数十GB~100GBクラスのファイルが複数とかなので、ローカルじゃないと取り回しが辛く、実用レベルなネットワーク経由でのバックアップや冗長化もなかなか取り入れにくくて困ります…。
主にコスト面の問題ですが、買えないものはしようがないので、鼻を利かせてセーフティな立ち回りを行うしかありません。
直前にデータを移していたことと、サブ機があったことにより、その日のお仕事は無事にクリア!
あのまま使用していて、おかしくなっていたらと思うとゾッとします。
綱渡りですが、結果オーライということで、やはり違和感は大切にしたほうが良いと改めて思い知った1日でしたねぇ。
うちのテック(メンテナンス・スタッフ)もいつも言っていますしね。
結局、その日は心労もあって疲れ果てたので、具体的な対策は翌日に持ち越すのでした。。
そして、この記事も持ち越してみることにしてみます(笑)
つづく!!
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