先日の続きです。
故障した翌日、起動しなくなったPCの原因究明に当たりました。
もう一度エラーを見返してると…。
「MPT BIOSのFaultにより、PCIに接続されているはずのものが見つけられない!」と、そういう感じでしょうか。
ちょっとググると、SASという表記がチラホラ…。
へー、こいつSAS使ってるんだ?
パラレル転送での課題を解決し、従来のSCSIよりも高速で処理することが可能。
RAIDを組んでるのは聞いていたので、そちらも確認してみましたが、RAIDのArrayは問題なさそうで、認識もしていました。
つまり、システムが入っているHDDがSASに接続されていて、ワーク用はSATAのRAIDだということをなんとなく察した私は、PCIに接続されているSASとやらをチェックするために、筐体をオープンすることにしました。
御開帳!
ドンドンっと、イカツめなヒートシンクがお出迎え。
あれ?ボードが1枚しか刺さっていない!(グラフィックボード)
よくよく見るとSASはオンボードでした。。
オンボードということは、マザーボードの交換になるんじゃ…。
交換に掛かるであろう金額に不安を抱きつつ、とりあえずコネクターの抜き差し!
うん、変わらない!
もともと、てっきり全部RAIDを組んでいると思っていたので、システムが単体HDDなのは救いでした。
HDDを外してみると、これまた純粋なSASではなく、物自体はSATAのHDDだということが判明したので、中のデータは無事に吸い出すことが出来ました。
そして、SATAのHDDということは、なんちゃってSAS接続だったわけですが、それってつまりSATAに接続すればブートデバイスとして認識するんじゃ?ということで、SATA接続にしてみると見事に認識し、するっと起動することに成功しました!
おおよかった!と安心して再起動を掛けてみると、さっきまで出ていたBIOSのエラーが出なくなっていました…。
何故!?と思いながら、元のようにSASに繋ぎ変えてみると、何事も無かったかのように復活!!
というわけで、なんだかよくわからないままに復活してしまいました(笑)
MPT BIOSのファームウェアをメーカーで見つけていたので、本来はそれで書き換えてみるつもりだったのですが、それ以降は何事もなく使用出来ているので、何かの拍子におかしくなってしまったのか…。
ちなみに、ファンの音も正常に戻りました。
ファンコントロールが効いていなかったということは、メーカー側のBIOSのセッティングがうまく働いていなかったのだと思いますが、SASコントローラー側のBIOS(MPT BIOS)との間で何か干渉みたいなことがあったのかもしれませんね。
何はともあれ復旧出来てホッとしました。
最初に感じた違和感と、結果的にその違和感は正しく、無事にそれも払拭出来たので、まぁよかったかなと思います。(原因不明ではあるので、引き続き注視していきますが…)
こういう事をしていると、学生時代を思い出しますね…。
PCショップで働いていましたから、メーカー品はもちろん、自作しようとして行き詰まったお客さんの面倒を見たりというのもよく有りました。
最初は怒っているお客さんが、最後には信頼してくれるようになると嬉しかったものです。
当時、お店にある一番高いパーツばかりを集めて作った人が、うまく行かなかった時は焦りましたけど(笑)
というわけで、いつもと違う気がする…という違和感には気をつけましょう!というお話でした。