良し悪しの判断基準

仕事
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何か感覚的なものの良し悪しを判断をするときには、自分なりの基準というものが必要になりますよね。
美味しいか・美味しくないか、好きか・嫌いか、綺麗か・綺麗じゃないか、などなど日常に置いても判断の連続だと思います。

特に、好みとして判断するときには、自分の持つ感覚というものに頼ることになるわけですが、感覚器としてみた場合、視覚、嗅覚、触覚、味覚といったものは、ある程度日常的に使われて訓練されていきますので、判断しやすい部類ではないかなと思います。

もちろんそれぞれに好みがありますから、判断そのものは千差万別だとは思いますが、ある程度の傾向というものは共有されていることが多いのではないでしょうか。(麻痺しているのは別として)

そこへいくと聴覚という器官は、意識的に訓練をしないとなかなか判断基準が持ちづらい部分だと感じています。
うるさい・うるさくない、くらいは傾向がありますが、良い音・悪い音となると、とたんに迷いが生じてきます。

経験的に、「耳には入っているはずなのに認識出来ていない部分」が結構有ると感じるんですね。

仕事柄、音の調整などを行うようになると、この辺りがぐんぐん鍛えられていきますが、意識することで自分の中で知覚されるわけです。

どの感覚でも、ものすごく繊細なところというのは、訓練することでわかるようになりますが、音の良し悪しについては、もっとずっと手前で封印されているように感じます。

さて、そんな敏感なセンサーが日常で必要かと言われると、別に必ずしも必要ではないですよね(笑)

何が言いたいかというと、例えば「料理」とした時に、それが美味しいかどうかが大事であることと同様に、「音楽」とした時に、それが好きかどうかが大事なんですよ、と。

最近、ハイレゾだなんだで、音が良い悪いの話に巻き込まれることが多いのですが、人によって見ている(聴いている)視点が違いすぎて、うんざりすることがあるので、自分は気をつけようと思ったのでした。。